数字でみるなんとか(大学編)
数字でみるなんとかの役割
大学の受験生向けのページで「数字でみるなんとか」とか「データでわかるなんとか」はキラーコンテンツといってもいいでしょう。高校と大学とを比較したとき、大学の規模は高校生とっては驚きです。たとえば高校1校あたりの生徒数の平均は約700人、大学1校あたりの学生数の平均は国立で約7,000人なので10倍です。日本大学は7万人なので100倍です。高校生にすごいと思ってもらうには数字をみせるのが手っ取り早いのです。
どのような数字をみせるのか
どでかい数字をみせてドヤ顔でマウントを取るだけであれば学生数や敷地面積を出せばいいのですが、せっかくなのでなんらかの意図をもって出したいものです。たくさんの数字を並べて「どうぞご自由にご確認ください」というのではなく、受験生に知ってもらいたい大学の強みや特徴の説明資料として数字を出すことが重要です。
たとえば
- 世界的な研究をアピールするために論文被引用数を出す
- 実用的な研究をアピールするために特許出願件数を出す
- 国際化に力を入れていることをアピールするために留学関係の数字を出す
- 就職率が高いことをアピールするために就職率を出す
- 充実したキャンパスライフをアピールするするためにクラブ・サークル数を出す
などです。また、世間のイメージを払拭するために数字を出すというのもアリでしょう。たとえば
- 田舎にあるイメージを払拭するために通学時間を出す
- 男ばっかりというイメージを払拭するために男女比率を出す
- Fラン大学というイメージを払拭するために研究関係の数字を出す
- おカタい大学というイメージを払拭するためにクラブ・サークル数を出す
- 専門系の大学というイメージを払拭するために就職先業種比率を出す
などです。このあたりを考えずにほかの大学のマネをして数字を出すと、イメージがよけいに偏ってしまったり、誤ったメッセージを送ることにもなりかねません。たんに数字を並べるだけではなく、しっかりと考えてから出すべきです。
数字でみるなんとかによく出てくる数字
よく出てくる数字をまとめました。だいたい網羅していると思います。
概要 | 設立、創立、敷地面積、在学生数、卒業生総数、職員数、教員数、図書館蔵書数、大学ランキング |
---|---|
学生生活 | 男女比率、出身地比率、社会人学生数、クラブ・サークル数、学食のメニュー数、奨学金利用者割合、実家一人暮らし比率、通学手段、通学時間 |
教育 | 教員1人あたりの学生数、実習先施設数 |
研究 | 受託研究件数・受入額、共同研究受入数・受入額、論文被引用数、特許出願件数、特許実施許諾件数、科研費採択件数 |
グローバル | 留学生数、留学派遣数、外国人留学生数、海外提携校数、交換留学・派遣留学協定校 |
進路・就職 | 就職率、学科別進路比率、免許・資格取得者数、求人数、国家試験合格率 |
女性活躍 | 女性教員比率、女性職員比率、女性管理職員比率 |
数字でみるなんとかの事例
数字の見せ方やデザインで参考にしたい大学をピックアップしました。
おわりに
数字でみるなんとかは受験生獲得ではとても効果的なコンテンツです。せっかく作るのであれば、デザインや見た目だけにこだわるのではなく、大学の魅力や実力が伝わるようなページにしたいですよね。
企業編もあります。
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