Indeedに対応した採用ページの作りかた
Indeed(インディード)は採用に特化した検索エンジンです。リクナビやマイナビのように登録型の求人サイトではなく、Googleのようにロボットがインターネット上の求人情報を拾い集め、その情報を求人サイトのように表示させているサイトです。また、直接登録することもできますし、広告として掲載することもできます。
Contents
Indeedに掲載する方法
- 自社のWebサイトから採用情報を拾ってもらう(クローリング型)
- Indeedに直接情報を登録する(有料掲載/無料掲載)
- Indeedに自動掲載されるサービスを利用する
- XMLフィードを配信する
今回説明をするのは「自社のWebサイトから採用情報を拾ってもらう」方法です。これはある意味でSEOです。採用サイトの作りかたをIndeedに合わせることによって、Indeedに自動で掲載されるようになります。「Indeedに直接情報を登録する」というのは、そのままですが、Indeedのサイトから求人情報を登録します。無料でも掲載できますし、目立たせたいのであれば有料を選びます。「Indeedに自動掲載されるサービスを利用する」というのは、たとえば最近CMでも話題のAirワークやengage、採用係長などの採用サービスを利用すると、Indeedにも自動的に掲載されるので、そのようなサービスを利用するやり方です。「XMLフィードを配信する」というのは、求人情報を規定のXML形式で情報を配信し、それを有料で掲載させるものです。
手っ取り早いのは直接登録
SEO的に拾ってもらうのはもちろんアリなのですが、いつ拾われるんだろうと待つくらいなら、直接登録するのが手っ取り早いでしょう。また最近のIndeedはスポンサー求人ばかりなので、採用に困っているのであれば有料掲載を検討してください。大手ポータルサイトよりは安く抑えることができます。
自社のWebサイトから採用情報を拾ってもらう
Indeedの掲載基準とポリシー
Indeedのサイトには掲載基準が示されています(2022年8月30日現在)。
自社採用ページの掲載には、Indeed によるクローリング(読み込み)の設定が必要となります。この設定のためには、原則として以下のような条件があります。(一部抜粋)
- 自社HPに採用ページが設置されている(他社運営サイトに掲載の求人情報はクローリングできません)
- 求人情報が画像ではなくテキストで記載されている
- 職種名がシンプルで明確に記載されている(キャッチや見出し、文章はNG)
- 勤務地が市区町村レベル以下まで詳細に明記されている
- 業務内容がひとつひとつ詳細まで明記されている
- 応募方法が明記されている (応募フォームの場合は、他ドメインに遷移せず、同じドメイン下で応募完了まで行うことができる)
- 1職種×1勤務地ごとに固有のURLが設置されている
- 求人一覧ページ(求人がリストのように一覧で表示されているページ)がある
- 案件毎の募集要項ページのフォーマットが同一である
上記の条件を満たしている採用ページをお持ちの場合には、Indeed までクローリング依頼のご連絡をお願いいたします。
引用元:Indeed「クローリング掲載」
Indeedに対応した採用ページを作るうえでの注意点
掲載基準をみると、採用ページが自社HP内にないとダメとか、画像ではなくテキストで、というのは当然として、NGになりがちな例をいくつかピックアップします。
職種名がシンプルで明確に記載されている(キャッチや見出し、文章はNG)
たとえば「Webデザイナー」はOKですが、「【クセ】なんだこれは!みたいなWebにするお仕事【強】」はNGということです。
勤務地が市区町村レベル以下まで詳細に明記されている
これはよくある記述の仕方だと思いますが、勤務地として東京と神奈川と2つが記載してあるようなものはNGです。勤務地以外の情報がすべて同じでも、ページを分ける必要があります。これはIndeedで勤務地から検索したときにそれぞれのページにリンクを張る必要があるためです。
応募方法が明記されている (応募フォームの場合は、他ドメインに遷移せず、同じドメイン下で応募完了まで行うことができる)
応募フォームでは他ドメインに遷移するのはダメということで、エントリーフォームでGoogleフォームを使うとか、最終的に求人サイトにリンクするというのはNGになります。
求人一覧ページ(求人がリストのように一覧で表示されているページ)がある
これは求人ページに複数の求人が並べて表示してあるということはありません。職種ごと、勤務地ごとにページを分ける必要があるので、これはその目次ページになります。親ページとして一覧ページがあり、子ページとしてそれぞれの求人ページがぶら下がっているという構造です。もし現在の求人ページが1ページに複数をまとめて掲載しているのであれば、バラす必要があります。
おわりに
求人情報をいろいろなメディアに掲載することは重要ですが、それだけではなく自社の採用ページもしっかりと作る必要があります。採用情報だけでエントリーする人はまずいません。採用情報を目にしたときに、そこがほど有名な会社でなければ、どんな職場か知るために会社のWebサイトも訪問するでしょう。そのときに、採用情報には載っていない職場の写真や社員の紹介などを掲載することで、求職者に会社の魅力をアピールできます。
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