Webは写真の見た目が9割

メラビアンの法則というものがあります。これは「あるコミュニケーションにおいて、言語・聴覚・視覚から受け取る情報がそれぞれ異なった場合、言語情報そのものから7%、聴覚情報から38%、視覚情報から55%の影響を受ける」という心理法則です。いかにも「見た目その筋」の人に低い声で「兄ちゃん、ありがとう」と言われると、感謝されているはずなのに萎縮してしまうあの感じ(?)です。

いいカメラ≠いい写真

昨今はスマートフォンに搭載されているカメラの性能が飛躍的に向上していることもあり、プロのカメラマンが撮影したものと同じように、カメラマンではない人がサッと写真を撮るケースも増えています。しかし、いいレンズだから、いいカメラだからいい写真が撮れるというわけではありません

以前『人は見た目が9割』という本が話題となりました。Webの世界でも写真の見た目が9割とまではいいませんが、まず見て関心を持ってもらうために写真が大きなウェイトを占めているのは間違いありません。個人が好きに書いている日記みたいなブログであれば、本人がその写真に満足しているか否かなのでとくに問題ありませんが、これがお店や企業から発信される商品・サービス関連であった場合、写真のクオリティはそのイメージや売上に対し直結してきます。

たとえば、いくら「いい商品、いいサービスです」と文章でアピールポイントをうたっても、それに付随する写真のクオリティがイマイチだと、人は「写真から受ける印象の方に強く影響を受けてしまう」ということです(ここでの「クオリティ」とは「お金をかけた」という意味ではなく、「撮影者がきちんと伝えたいことの意図を持って撮った写真か否か」を指しています、念のため)。

お役立ち資料に『「売れる写真」で売上を伸ばす 商品撮影のポイント』というPDF資料を掲載しました。内容は「EC向けの商品撮影」をテーマとしていますが、写真を撮るときに必要な構図やライティングの考え方、ちょっとした注意点など、商品写真以外にも通じるコツを初心者向けに図解付きでまとめています。「ただなんとなく、漫然と撮った写真」から一段ステップアップする助けになれば幸いです。

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